【随時更新】伝わる求人原稿の書き方ー応募資格編

効果的な求人原稿とは何でしょうか?

それは、求める求職者からの応募がある原稿ではないでしょうか。求める求職者から応募してもらうには、自社や仕事について正しく伝える必要があります。求人原稿が正しく書かれてないとこんな事が起こります。

  • コンプライアンスに違反した求人が掲載されてしまい自社の評判を落としてしまう
  • 原稿を見た求職者が知りたい情報が得られずに応募まで至らない
  • 応募者との認識にギャップが生じてトラブルに発展する危険性がある
  • 掲載している求人がIndeed PLUSやIndeedに掲載されない

裏を返すと、求人原稿が正しく詳しく書かれていれば、少なくとも求職者に検討してもらうことはできるわけです。今は、求人広告代理店に任せず自社で求人原稿を書く企業さんも増えています。

そこで、この記事シリーズでは求人原稿に不可欠な項目別に、正しく伝わる求人原稿の書き方のポイントについてご紹介しています。随時更新していきますので、迷った時に辞書的に使っていただければと思います。

伝わる求人原稿の書き方

目次

応募資格の基本編

まずは、応募資格の書き方の基本について確認しましょう。

求職者が自分に応募資格があるかどうかを判断するための情報となるため、仕事をおこなう上で必要となる能力以外のことは記載できません。

応募資格の注意したいポイント

応募資格欄を記入するときに注意したいポイントについてご紹介します。

年齢制限の禁止

30歳までの方

50代の方も積極採用中

50代の社員が活躍中

→活躍している、という事実を述べているだけなのでOK

65歳未満の方(定年のため)

→定年の年齢を上限としているためOK

35歳までの方(長期キャリア形成のため)

→長期キャリア形成のため(例外事由3号のイ)という理由があるので例外的にOK
ただし、この理由で年齢制限する場合は経験者は一切募集できないため、応募資格だけでなく原稿内に経験者を歓迎するような文言が無いか、公開前にチェックしましょう!
NG例)異業種からの転職も歓迎
    ケアマネジャー資格をお持ちの方(資格取得に実務経験が必要なため)

特定の年代への訴求表現もNG!

・ミドル、シニア歓迎
・若手歓迎
・中高年の方歓迎
上記は明確に年齢制限をしているわけではありませんが、特定の年代に対して歓迎、と
記載しているのでNGとなります。

★「若手から中高年まで歓迎」はすべての年代を歓迎しているためOKとなります。

性別を限定した募集の禁止

男女雇用機会均等法により、募集や選考、採用や配属において男女で異なる扱いをすることは禁止されています

女性歓迎

男性のみの募集です

OLさんや主婦の方歓迎

→女性に限定した呼びかけをしているためNG

託児所がありますので女性が働きやすい環境です。

→あからさまに女性歓迎とは記載していませんが、女性に訴求する表現なのでNGです。
OK例)託児所がありますので子育て中のパパ・ママも働きやすい環境です。
    ⇒「パパ・ママ」と記載することで男性も女性も押さえており、
     「も」を入れることで子どもがいる・いないも限定しない表現となります。

新卒を歓迎する場合は注意が必要

「いつ卒業したか」で新卒・既卒の表現が変わります。
<来年卒業する新卒の場合>
来春専門・短大・大学卒業予定の新卒も歓迎
×来春卒業予定の新卒も歓迎(校種が抜けているためNG)
※長期掲載する場合は年が明けたら「来春」ではなく「今春」になるので注意!

<今年の春に卒業した新卒(既卒)の場合>
○今春、専門・短大・大学卒業の既卒も歓迎

居住地の限定はNG

かつての身分制度による出身地や本籍地が差別・偏見の対象となる可能性があるため
応募者の居住地を限定する表現はできません。

○地元で働きたい方歓迎
○お近くにお住まいの方歓迎
×上京したい方歓迎(東京在住の人を排除する表現のためNG)
×地元■■で働きたい方歓迎(具体的な地名を記載するのはNG)
×「~駅」から1時間以内で通勤できる方歓迎(所要時間でエリアが限られるのでNG)

国籍に触れることはできない

特定の国の方を歓迎したり排除したりする表記はできません。

例えば業務に必要な語学レベルを詳細に記載することで、要件を満たす人材へ
訴求することができます。
<OK例>
・中国語で日常会話やメールのやり取りができる方歓迎
・日本語能力検定N2をお持ちの方

応募資格の効果的な書き方のコツ

次に、応募資格欄をより魅力的にアピールする書き方のコツをご紹介します。

必要以上に応募資格を増やさない

大卒以上、経験者◯年以上の方、即戦力求む、など必要以上に学歴や職務経験を高くしてしまうと、そもそも応募が集まらない可能性があります。募集の段階では、必要最低限の応募資格を設定しましょう

必須条件と歓迎条件をわけて書く

■必須条件ーパソコンの基本操作(Word/Excel/Powerpoint)、普通免許
■歓迎条件ー営業経験、人材業界での経験

→何が必須か書かれていることで応募資格があるかどうかわかり、さらに他に何があると良いのかがわかるため、今後どんなスキルや経験を身につけていくかがイメージできる

未経験で入社した人の割合を書く

現在活躍している先輩たちの8割が未経験で入社しています

→自分と同じように未経験で入社した人が活躍していることがわかり、未経験の人が安心して応募できます。

疑問は解消されましたでしょうか?

「この原稿表現は大丈夫?」「もっと効果的な書き方はある?」

と疑問がある方はお問合せくださいませ。

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