優れた技術を持つ技能士が集う福島防水――HRハッカープラスで採用サイトを制作し、応募ほぼゼロから脱却

2024年6月3日2024年6月4日

福島県に本社を構え、防水工事のプロフェッショナルとして地域に貢献する福島防水株式会社。1級・2級の防水施工技能士や建築施工管理技士など、優れた技術を持った有資格者が集う同社は、高い技術力を強みとしています。

今回はそんな福島防水で人事・採用を担当する安藤さんに取材をしました。インビジョンと出会う前は成果報酬型の求人広告を利用していたものの、なかなか良いご縁につながらず、コストだけがかかってしまい苦労していたとのこと。しかし、HRハッカーを活用し、HRハッカープラスにて採用サイトを制作してから状況は一変しました。

▼抱えていた課題
・無料の求人広告ではほとんど応募がなかった
・成果報酬型の広告を利用して採用した人はすぐに辞めてしまう

▼導入後の効果・成果
・営業職の応募者3名面接し正社員を1名採用
・採用サイト効果で自社にマッチする人材と出会えるようになった

福島防水株式会社取締役管理本部長安藤修一（あんどうしゅういち）さん
株式会社カナメの元役員。福島防水株式会社が株式会社カナメのグループ会社となったのを機会に2020年9月に入社。現在、総務・庶務・経理・人事を統轄する。

成果報酬型の求人広告で無駄にしてしまった費用

―― 導入前に抱えていた採用の課題について教えてください。

3年ほど前から事業拡大のために営業職と施工管理職の募集を始めたのですが、ハローワークや大手求人サイトの無料求人広告ではほとんど応募がありませんでした。そこで、毎月お金をかける求人広告と成果報酬型の求人サイトを比較検討し、成果報酬型であれば採用に至った時に初めて費用が発生するので効率的だと考え、成果報酬型の求人広告に申し込みました。

実際、1ヶ月ほどで2名採用できたので喜んでいたのですが、退職時の返金規定である90日が過ぎた途端に二人とも辞めてしまったんです。さらに1名採用しましたが、同じように辞めてしまって。この件で多額の費用を無駄にしてしまったことを反省し、他の求人手法を模索していました。

――そうした中でインビジョンのソリューションを選んだ理由を教えてください。

ちょうど他の求人手法を探していた時期に、福島民報さんからHRハッカーを提案されたのがきっかけです。2023年4月にインビジョンさんからプレゼンをしていただき、5月には社内で承認を取っていつでもスタートできる準備を進めていきました。

福島民報の営業が新聞広告の話の後にHRハッカーの話をしてきた時には、新聞社も求人サイトの代理店になっているのかと少し驚きましたが、内容を聞いてすぐに詳しい話を聞きたいと思いましたね。

その理由は費用が安いことと、HRハッカープラスで作られる採用サイトは、求職者が応募ボタンを押すまでの動線をよく分析して戦略を立てていると感じたからです。これまで活用してきた求人広告と違い、効果が見込めそうだと感じました。

ただ、その時期はまだ有料の求人広告を活用していたので、その結果を確認するまでHRハッカーの導入を待ちました。結果、求人広告はこちらの期待に沿わず、希望する人材とは全く異なる人材を精度の低いAIが抽出して毎日メールを送ってくるだけ。そのことに対してクレームを入れても改善されませんでした。

求人広告がそのような結果になってしまったので、準備を進めてから半年程経ちましたが2023年12月初旬からHRハッカーを活用し始めました。

――「導線をよく分析して戦略を立てている」というのは、どのような部分から感じられたのでしょうか。

最初に説明をしていただいた際に、求職者の動きをよくリサーチしていると感じたんです。求職者がサイトを閲覧する際、どのような思考で情報を得てどのような操作をするのかなど、求職者視点のサイトの作り方をよく分かっているという印象を受けました。

他のホームページ制作会社も当然そこは考慮していると思いますが、求職者がどこを見るかなど採用領域には特化していないイメージがありました。その点はインビジョンは際立っていましたね。

採用コストは導入前の50％に。正社員の採用にも成功

―― HRハッカー、HRハッカープラスをどのように活用していますか。実際によく使っている機能などを教えてください。

HRハッカープラスで制作した採用サイトを、ホームページの採用情報ボタンにリンクさせ、HRハッカーの求人票に誘導しています。

HRハッカーの管理画面も見るのですが、分析をするほどの数字ではないと思っているのでそこまで重視はしていません。採用活動で主にしていることはHRハッカーに掲載している求人票の改善ですね。内容はインビジョンにお任せして、2週間に1回程くらい更新をしています。

――HRハッカーを活用して得られた効果を教えてください。

成果報酬型の求人広告により数百万円かかっていた採用コストは50％まで下がりました。

また、2024年1月から採用サイトを公開し、4ヶ月で営業職の応募者3名面接し正社員を1名採用できているため、費用対効果は大きいと感じています。また、3名の内の1名は採用サイトを見てハローワーク経由で応募してくださった60代の方です。

60代でも十分働けるし、経験と知識があるので後輩の指導役にもなれます。元気に働けるのであれば、何歳まででも雇用を延長するつもりです。　

――実際に応募されてくる方は、採用サイトの内容から理念に共感したり、会社の雰囲気に惹かれて応募されているのでしょうか。

そうですね。皆さん、サイトを見て会社の雰囲気がよくわかったと言っていました。

また、近々面接する方がいるのですが、その方も採用サイトを見て応募してくれています。資格の勉強のためにポリテクセンターで半年間学んでいる29歳の女性で、施工管理の仕事に興味を持ったそうです。業界経験はゼロですが、技術や知識は当社でしっかり教えることや資格取得にかかる費用も会社が負担することを伝え、「女性の施工管理者は当社では初めてなのでぜひ防水女子の先駆者として活躍してほしい」と伝えたところ、3日後、応募してくれました。

大きなコストをかけずとも良い採用サイトは作れると実感

――インビジョンと関わって良かったと思うことがあれば、ぜひお聞かせください。

納得のいく採用サイトを作ってくれたことですね。サイトを制作してくれた方は、色んな経験と知識が豊富なのだと感じました。完成したサイトを若い社員にも見てもらったのですが、「すごくいいサイト！」と言ってましたし、コーポレートサイトよりも良いと社内でも好評でしたね。

採用サイトを作ってからは、今までゼロに近かった応募が3人、4人、5人と続々と来ているのはとても良い変化だと感じています。応募者は皆、「採用サイトのページを見た」と言ってくれているので、良い判断材料になっているのは間違いないでしょう。

――採用サイトを作る意味は大きいですね。

そうですね。絶対に作るべきだと思います。

しかも、インビジョンさんの採用サイト制作費用は15万円と非常にリーズナブルです。以前、別の求人代理店で採用サイトの見積もりをいただいたのですが、金額は200万円となっていて驚きました。既存のホームページのリニューアルでも150万円ぐらいかかります。

それと比べると15万円でこの品質のサイトを作れるのは、インビジョンさんの営業力、技術力、スタッフの質の高さの表れだと思います。ここは絶対にアピールすべきポイントですよ。

実際に制作したからこそ実感していますが、大きなコストをかけなくても採用につながるサイトは作れます。「コストをかければ効果が出る」というものではないんですね。

なので、固定観念に囚われず一度は話を聞いてみて、判断することをおすすめしたいです。

※安藤様へのインタビューはここまでです。大変喜んでいただき、採用にもつながったのは弊社としても非常に嬉しく思います。そんな福島防水様の採用サイトですが、今回は制作を担当した大村奈々恵にも取材し、どういった想いでサイトを作ったのか聞きました。

――福島防水様のサイトを制作する際、どんな点にこだわりましたか。

お話を聞いたりお写真を見せていただいたりしていると、すごく働きやすそうなフラットな空気を感じたので、その雰囲気が伝わるようにフォトギャラリーを設置しました。また、それぞれの職種紹介ではミッション・やりがいをきちんと伝えることで、求職者にとってその仕事の貢献度やイメージがつきやすくなるものになったと思っています。

求人原稿だけでは、社内の様子や実際のお仕事の様子が入社してからじゃないとわからない部分が多いです。採用サイトでその部分を伝えることで、より興味を持って会社のことを理解してもらい、入社後のギャップやミスマッチを少しでも解消できたらと考えました。

――福島防水様に限らず、採用サイトを作る際に重視していることを教えてください。

求人原稿の文章だけでは伝わらない部分を、採用サイトで伝えられたらいいなと思っています！例えば、お仕事中の風景や社内の様子を写真と一緒に説明したり、実際に活躍されているスタッフの声のページを作ったり。自分が求職者だったらどんなことが知りたいだろう？と求職者目線で考えながら制作をしています。