業歴50年で培った技術と経験を持つ墨雅堂――インビジョンのサポートにより約1年半で3名の採用に成功

福島県郡山市で、内装仕上げ工事・インテリア工事を手掛ける株式会社墨雅堂。内装仕上業を主軸に地域でその存在感を高める同社は、大規模な工事にも対応できる組織力が強みです。

これまで紹介などによる採用が多かった墨雅堂では、採用活動を本格的に始めるにあたり、「採用活動の前例がないため何から始めれば良いか分からない」「どんな人材を採用したいのか、言語化し切れない」という悩みを抱えていました。その後、HRハッカーを導入し、インビジョンとの定期的な打ち合わせなどのサポートにも助けられながら、約1年半で3名の採用に成功したとのこと。具体的にどんなことに取り組み、何を意識して採用に成功してきたのか。墨雅堂で営業と採用の仕事を兼務する、松本さんにお話を伺いました。

▼抱えていた課題
・採用活動自体初めてという状態で何から手をつけて良いか分からなかった
・どんな人を採用したいか、うまく言語化できていなかった
・これから5年、10年後に内装仕上げの技術を受け継ぐ人がいなくなるのではと心配だった

▼導入後の効果・成果
・採用したい人物像が、しっかりと言語化できた
・職人の方2名、営業事務の方1名の計3名の採用ができた

株式会社墨雅堂 松本 望(まつもと のぞむ)さん
郡山市出身。福島県内の大学を卒業後、約1年半ハウスメーカーで営業職を経験。その後、仙台で10年間Web制作の仕事をし、Webのディレクションやアクセス解析を担当。2020年8月に郡山市に戻り墨雅堂に入社。現在に至る。

目次

相談しやすい環境だからこそ、失敗を恐れずにチャレンジできる

―まず、墨雅堂の事業について教えてください。

福島県郡山市を中心に、県内全域で内装仕上げの仕事をしています。主の仕事としては壁紙や床の内装仕上げ工事と防水工事で、他にも外壁塗装工事、軽天工事、カーテンやブラインドといった窓周りのインテリア工事などを手掛けています。

――墨雅堂の強みは何だと思いますか。

間もなく創業50周年を迎えることもあり、郡山市内の主要な病院や商業施設、公共施設などで多くの仕事に携わってきました。こうした歴史の中で培ってきた経験や技術は、自社にしかないものだと自信を持っています。

また、社員の他にも専属外注の職人さんが常時6名、スポットで対応してくれる職人さんが5名から10名ほどいます。福島県内の内装仕上げの企業として比較的大きな組織になるため、大規模な施設やチームで動く仕事も対応可能なことは強みの一つです。

――協力してくれる職人さんの数が多く、一般住宅から大きな施設まで仕事を請け負えるということはとても心強いですね。その中で、松本さんはどのような役割を担ってらっしゃるのでしょうか。

営業の役割を担いつつ、採用業務を兼務しています。案件に関するヒアリング、現場調査、担当者との打ち合わせ、図面をもとにした積算や見積もり作成など、営業に関わる仕事を幅広く行っています。

採用を兼務している理由は、会社として本格的に採用活動を始めるにあたり、「これから入社してくる方と同じように中途採用で入社した社員が採用業務を担当する方が良いんじゃないか」という結論になり、当時、中途採用者の中で一番若かった私が任命されました。

――職場はどのような雰囲気なのでしょうか。

一言でいうと自由な社風の会社です。「失敗してもいいからチャレンジしてみよう」というマインドがあり自由に発言できますし、やってみたい気持ちを汲んでくれる会社だと感じています。

自由に行動、判断する分責任は伴いますが、風通しが良く上下関係を過剰に意識せず相談しやすいです。新しく入ってきた方にとってはなじみやすく、物事を覚えることに適した環境だと思います。社長の添野も業界的には若い経営者なこともあり、新しい取り組みにも積極的です。

――松本さんから見た添野社長はどのような印象の方ですか。

実を言うと、社長の添野とは高校の同級生なんです。だから他の人から見た社長の印象と少し違うかもしれませんが、社員・職人さん一人ひとりのことを第一に考えてくれているように思います。「感謝」という言葉を大切にしている通り、言葉に出して労ってくれたり、見守ってくれる温かい人ですね。なにより人柄を見てくれています。

また、仕事においては、感情ではなく数字やデータに基づいて説明してくれるので、理解しやすく、やる気をおこしてくれます。

――添野社長は、以前ダシマス(インビジョンが運営する採用広報メディア)で記事を掲載してくださっています。そちらの記事の反響はいかがですか。

意外と見られているなというのが率直な感想です。取引先の方や面接に来てくれた方など、いろいろな方から「社長の記事を見たよ」と言ってもらえて、そこから話が膨らむことも多々ありました。ダシマスの記事に共感してくれる方が入社してくれると嬉しいですね。

▼添野社長のダシマス記事はこちら
「お疲れさま。ありがとね。」感謝の気持ちは欠かせない【株式会社墨雅堂・添野さん】 | 株式会社墨雅堂 

インビジョンの採用への熱い想いが、HRハッカー導入の決め手

――HRハッカーを導入される前の採用についての課題を教えてください。

今まで会社として採用活動らしいことをしてこなかったというのが正直なところで……。業界内での紹介や、知人・友人からお話をもらうということが多かったんです。また、スポットできてくれた職人さんにうちの仕事をまたやってくれないか、とお声がけして徐々に私たちの仕事を増やしてもらうという流れもありました。そのため、採用活動に力を入れると言っても「どこから始めようか?」というところからのスタートでした。

また、入社2年目から採用に関わることになったので、新しい人材を採用するにあたってこの業界の求職者に対し、どんな情報を提供する必要があるのかが分からない状況でした。

――採用活動を本格的に始めようと思ったときに、HRハッカーを導入したきっかけは何でしょうか。

HRハッカーとの出会いは、福島民報社さんから求人の採用ツールがあると提案されたことです(*)。ご紹介いただいたのをきっかけにHRハッカーの営業担当の小林さんにお話を伺ったところ、小林さんの「採用」への熱いマインドが墨雅堂の感覚にすごく合うなと感じました。それを受けて、HRハッカーを使った採用活動に一回チャレンジしてみようと思ったんです。せっかく採用に対して熱い想いを持つ人にお会いできたので、そのご縁を大事にしたいということが決め手でした。

(*)インビジョンは2022年に福島民報社と業務提携を締結

――HRハッカーを導入した理由には、担当の方の熱量が大きかったんですね。

実はそれまで採用活動全体を担う総合的なサービスというのは検討していませんでした。例えばインディードのような、沢山ある広告掲載先の候補のうち、どこに有料広告を出してみようかと考えるくらいで、その他のアイディア出しやデータ化、ブラッシュアップは自分たちでどうにかしようと思っていました。採用ツールを導入したり、採用コンサルのような伴走支援があったこともインビジョンの魅力でしたので、福島民報社さんとインビジョンの小林さんの存在はすごく大きかったですね。

――現在はどのような採用体制なのでしょうか。

採用活動は私が中心となって動いています。例えば求人原稿を作るとしたら私がたたき台を作り、内容が固まってから社長に決済をもらって次に進みます。その後、応募がきたものに対して総務部の方で応募者の方と連絡を取ってもらい、社長や私が面接・面談をして採用に至るという流れですね。

採用ツールの提供だけではない、伴走して「思考を言語化する」サポート

――HRハッカー導入後の採用実績をお聞かせください。

HRハッカーを導入してから約1年半(取材当時:2024年3月)になるのですが、HRハッカー経由で15件の応募がきました。その中で採用に至ったのは2名です。また、HRハッカーを見て電話で応募してくださり、採用になったのは1名。合わせて3名の採用で、職種としては社員の職人さん1名、外注の職人さん1名、そして社員で営業補助の方1名です。

――その他、導入したことで得られた効果はありますか。

採用活動を始めた頃は、採用したい人物像をうまく具体化できておらず、採用の間口を広げ過ぎていたため、ミスマッチを感じる方からの応募も多い印象でした。

例えば、「50歳や60歳以上の人でも活躍しています」との記載は事実ではあるものの、職人さんは経験がないと厳しい世界なので、ある程度の年齢の方で未経験だとそこから経験値を積むには時間が足りず、採用するのがどうしても難しい方もいます。

私たちの仕事に興味を持ってくれるきっかけになってくれて良かったなと思う反面、採用対象を広げ過ぎた部分が反省点でもありました。しかしその後、インビジョンとの打ち合わせを重ねることで、頭の中にある採用したい人物像が明確になり、しっかり言語化することができました。

――インビジョンが支援する中で、どんな方を必要としているのか、どんな方に合うのか明確になっていったと。

そうですね、そこが一番大きい効果だと感じています。また、インビジョンのおかげで採用活動へのモチベーションを継続できました。伴走してもらうことでいつまでに何をするかという期限を設定したり、こうしたらどうですかという提案型のアクションが多かったりと、他の業務も並行している中で、自分の気持ちを奮い立たせる良い刺激になりました。

――HRハッカーやインビジョンを今後さらにどう使っていきたいと考えていますか。

採用活動における具体的な数字で言うと、まずは職人さんは外注専属をプラス3名、社員をプラス2名採用したいと思っています。

また、職人さんのカッコよさに憧れてもらえたら、「内装仕上げの仕事をやってみたい」という気持ちにつながると思うので、職人さんの魅力を発信したいと考えています。そのため、職人という仕事の魅力をどのように伝えるかを一緒にアイディアを出し合いたいですね。

インビジョンには採用に限った相談ではなく、イメージしているものをミーティングで話すことでクリアにしていく作業に力を入れてもらっています。これからもインビジョンとの定期的なミーティングによるブレストを、続けてお願いしていきたいなと思います。

職人さんの魅力の発信と、業界全体の若手育成を目指して

――今後の会社としての展望をお聞かせください。

職人さんの魅力の発信と、内装仕上げ業界、さらには建設業界全体の若手教育が二大目標ですね。そのために、まだ構想中ですがやりたいと考えていることがいくつかあります。

一つは、職人さんの一流の仕事を沢山の方に伝えることです。職人さんの無駄のない動きや、作業中に聞こえてくる均一で美しい音、所作をどうにかして伝えたいと思っているんです。飲食店のライブキッチンのように、職人さんの仕事を見られる体験会やメディアをつくりたいと考えています。

もう一つは若手育成の場の提供です。内装仕上げに興味を持った若い人が、一から内装仕上げを勉強できるトレーニング施設を作りたいと考えています。この施設は自社の職人さんだけでなく、内装仕上げの基本を勉強したいという方も歓迎して幅広く提供したいと思っています。

――今後、インビジョンのサポートに期待するところは何でしょうか。

自分の中だけで漠然と考えていることを具体化したり、私の頭の中をクリアにしてくれるブレストの部分が助かっているので、引き続きお願いしたいです。言語化できていなかったことが明確になり、やりたいことが固まってくれば、どういう順序で達成するかといった具体的な話に入っていけるので、これからも変わらないサポートを期待しています。

――最後に、HRハッカーやインビジョンのサポートはどのような方におすすめだと感じますか。

例えば自動車整備業や、ものづくりをしている企業のような「技術」を扱う職人さんを必要とする業界には、私たちと同じような悩みを持っている方がいるのではないでしょうか。職人さんというある意味で特殊な採用活動において、いい人材に出会いたいと思いつつも壁にぶつかっている業界の皆さんにおすすめしたいですね。

取材協力
株式会社墨雅堂
松本 望(まつもと のぞむ)さん
HP:https://bokugado.jp/
採用情報:https://bokugado.jp/recruit/

採用業務の工数を大幅に削減し、本当に出会いたい人を集める採用ツール『HRハッカー』や、隠れヒーローの採用広報メディア『ダシマス』を活用したいと思った方は、インビジョンや提携する新聞社さんまでお気軽にご相談ください!

この記事を書いた人

元ハウスメーカー勤務の実績やブログ執筆経験を活かし、フリーランスライターとして活動中。2017年生まれの1人息子がいる母でもある。夫の海外駐在に帯同し、現在はアメリカ在住。好きなことは、スポーツをすること、見ること、食べること、寝ること。

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