新卒で採用を担当、新しい取り組みを通して成長を続けたいーー応募ほぼゼロから回復を遂げた井倉運輸の事例
全くの未経験から採用担当となり、業務と並行しながら忙しく採用をこなしている。社内には採用に詳しい人がいないため、手探りで人材を確保できるよう努力を重ねている。そんな採用担当の方も多いのではないでしょうか。
こんな状況を抱えながらも、採用を推し進めたいと動き始めたのが、今回取材をさせていただいた井倉運輸株式会社です。HRハッカーを導入後、担当者と相談しながら採用業務の工夫を重ねた結果、導入から約半年で2名の採用に成功。ターゲットにしている人材がしっかり集まるようになりました。
HRハッカーとともに、どのように採用に取り組んできたのか。採用担当の別所 遼(べっしょはるか)さんにお話を伺いました。
▼抱えていた課題
・新卒入社後すぐに採用担当となり、経験ゼロから採用を成功させなければならなかった
・他業務も忙しい中、採用が進みづらい状況があった
▼導入後の効果・成果
・半年で2名の採用に成功
・求人原稿の改善など、採用ノウハウを幅広く獲得
・ターゲットとしている人材からの応募があり、質の高い集客に成功
井倉運輸株式会社(アスカートホールディングス)
総務部総務チーム主任 別所 遼(べっしょはるか)さん
新卒の採用説明会に参加したのがきっかけで、新見市の石灰を運ぶという地場産業に興味が湧き、入社を決意。本格的に新卒採用が始まった年であり、新卒入社1期生として入社する。配属は総務部。現在、社内イベントや社会貢献活動の準備、SNSを活用した広報活動等の総務業務と並行し、新卒・中途採用業務に従事。各種媒体の求人作成・更新、応募者と社内での面接日調整、会社説明会受入れ等を行う。
新卒入社後すぐに任された採用業務ーー労力軽減のため導入したHRハッカー
ーーまずは会社紹介をお願いします。
当社は岡山県を中心に輸送事業を行っておりまして、石灰輸送、自動車部品輸送等、食品一般雑貨などを行っております。あとは倉庫物流センターを活用しての倉庫事業、車両整備事業も行ってます。
直近では新規事業としてボディプリント事業も始めました。ラッピングトラックとは違ってインクジェットを車体に直接吹き付ける方法ですが、ラッピングより安価に短期間で納品できる特徴があります。インスタグラムもあるので是非チェックしていただければと思います。
ーーありがとうございます。別所さんの自己紹介もお願いします。
私は2017年に新卒で入社して、今は本社で総務部として勤務しています。弊社が新卒採用を強化した年に採用され、入社したら新卒の採用活動にも関わってほしいと言われていました。自分自身が新卒で入社しているため、その経験やノウハウを活かせると楽しみにしていました。プレッシャーもありましたが、やりがいを感じています。
ただ、入社当初は本当に大変でした。最初の1ヶ月間はもう引き継ぎの嵐で。総務や庶務を一手に引き受けながら、採用の業務にも取り組んできました。かなり早いペースでいろいろな仕事に着手してきましたね。
ーーHRハッカーを導入いただく前に感じていた採用の課題をお聞かせください。
コロナ流行期に自社サイトやハローワーク、有料媒体からの応募がほとんどない状態になってしまいました。当時はハローワークでの募集がメインで、急募の求人があった時に有料媒体を使ってカバーしていたんです。自社サイトもリニューアルして見やすくするなど、工夫していました。それでも応募数は増えなくて……。
そんな中、別の手法を模索しようというタイミングで、提案いただいたのがHRハッカーでした。
ーーHRハッカー導入の決め手は何だったのでしょうか。
当時、新卒採用の対応をする時期と重なっていて、中途採用の強化にまで手が及んでいない状態でした。そんななかでHRハッカーの一番の特徴が「求人の管理画面の一元化による労力軽減」と伺って、大きなメリットを感じたんです。他社からも毎日のように営業の電話がかかってきましたが、他に良いと思えるものもなかったので、一旦HRハッカーを導入してみようということになりました。
導入半年で2名の採用に成功ーーミーティングで吸収した採用の工夫
ーー実際にHRハッカーを導入してみて、効果は感じられましたか。
昨年6月に導入したのですが、実は最初はなかなか応募がなくて、焦りを感じていました。ですが毎月の定例のミーティングで求人原稿の改善のアドバイスをいただいて、採用に結びつきやすくなりました。経験がある方からの応募も多く、ターゲットとしている人材からの応募が多くを占めている印象ですね。
実際にHRハッカー経由で採用になったのは、この半年程度で2人です。他の業務をしながらだったので、気がついたらHRハッカー経由の応募があって、2人も採用できていた感覚です。
ーーHRハッカーを導入したことで、特に採用活動の役に立ったことはありますか。
定期ミーティングがありがたいですね。次のミーティングまでに締め切りを設ける感覚で、求人原稿の更新をするペースを作ることができました。これまでは求人を掲載したら充足するまで更新しないことが多かったのですが、しっかり原稿を改善すると応募が来やすくなるんです。目に見えて結果が出てくるのが嬉しいなと。
他にも、導入以前は前任のやり方を真似たり、自分で模索することが多かったのですが、それ以外の採用の進め方も知ることができました。例えば、応募者の進捗管理は、以前は記入用紙に手書きで書き込んでいました。ですがインビジョンからエクセルにまとめてデータ化する提案をいただいて。今までのやり方を変えるのに抵抗はありましたが、やってみて良かったと思っています。
ーー求人原稿はどんなふうに改善してきましたか。
モデル求人を見せてもらって、どうしたら良い求人になるのか分かりやすく理解できました。原稿のポイントがわかってきたので、内容を改善しやすくなりました。
他にも、新規事業の営業スタッフ募集をした際、インビジョンから仕事内容をもっと具体的な文章にしましょうと提案されまして。そこから社内の営業担当に詳細を聞いて改善しました。他にも求人には載せていなかった福利厚生の制度も細かく言語化して、改めて考えながら掲載したり。改善の工夫を色々するようになりました。
ーー様々な工夫をされているんですね。原稿の改善以外にも、インビジョンの支援やHRハッカーを使うようになって良かったと感じるところはありますか。
例えば、応募が来た後の求職者フォローについて。電話に加えてメールも活用できることを教えていただき、分かってはいたけれど実行できていなかった部分を見直せました。最近はメールも活用することが増えたと思います。
また自社のリクルートサイトがあるのですが、そこにHRハッカーの求人を掲載することを通して、ホームページ見直しのきっかけになりました。写真を新しいものに上げ直したり。付随していろいろ直したいことが洗い出されて、少しずつ改善できるようになりました。
新しい取り組みを通して、物流業界の2024年問題に向き合いたい
ーーHRハッカーの活用以外にも、採用に関してどんな取り組みをされているかお聞かせください。
応募獲得に苦戦していたときに、別の手法にチャレンジしようということで、中途向けに自社の説明会を開催しました。集客方法は折り込みチラシを使ったのですが、紙媒体が逆に新しかったのか、集客もうまくいきましたね。具体的な採用にもつながって、今までの業務の中で一番大きい成果が得られたと思っています。
また社内で協力を募って、説明会に、営業所長や役員の方も来ていただけました。おかげで問い合わせが来てもすぐ対応でき、採用に繋げやすくなりました。役員も巻き込み、社内で協力しあいながら実現できたことが、良かったと思います。
ーー今後の採用活動について、どのようなことに取り組んでいきたいですか。
直近でインビジョンと話した際、ブランディングについてのお話を聞かせていただきました。採用以外の部分でのサポートも手厚いなと感じましたね。実現できたら社内のチームワークも強くなりそうですし、新しい取り組みを通して私も成長できそうだなって思いました。
また、弊社は早い段階から、物流業界の2024年問題に向き合っていて、今もさまざまな施策を通して取り組んでいます。こうした取り組みは採用にも関わってくることなので、引き続き、ドライバーの方が安心して働ける会社をつくりたいと考えています。コンプライアンスをしっかり守りながら、問題に向き合っていきます。
ーーありがとうございました。最後に、インビジョンやHRハッカーをお勧めするとしたら、どんな方に勧めたいか教えていただけないでしょうか。
私と同じように、採用以外の業務もしている方におすすめしたいですね。採用活動で外出も多かったり、中途と新卒の採用もこなしながら他の業務もしている方が、集中して採用をしたい時に役立つと思います。また月に1回の定期ミーティングも、採用業務に集中できる時間を確保できるメリットがあります。
ちなみに、HRハッカーを導入する方にお伝えしたいことがありまして。求人は登録できる上限まで登録すると良いです。弊社の場合は上限まで登録したら、よく応募が来るようになりました。効果が出やすくなると思うので、オススメです。
取材協力
井倉運輸株式会社(アスカートホールディングス)
総務部総務チーム主任 別所 遼(べっしょはるか)さん
HP:https://www.ikuraunyu.co.jp/
採用情報:https://www.ikuraunyu.co.jp/recruit/
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