インビジョンの魅力のひとつ「伴走力」を存分に活かしたスウィート・スプエストの事例

採用と広報を兼任しての採用活動。両方の部署を担当しているからこそ、こだわって活動ができる反面、少人数、もしくは1人でその役割を担っていると行き詰ってしまうこともあるのではないでしょうか。そんな場面では、第三者の立場でありながら社内の一員のように伴走してくれる存在がいたら心強いですよね。

今回インタビューを実施した株式会社スウィート・スプエストの浅井さんも、1人で採用と広報を兼任し、さらにさまざまな役割も担っていました。1人で何もかも行っていく採用活動は、意思決定がスムーズにできるというメリットを感じながらも、難しさも感じていたとのこと。

しかし、インビジョンのHRハッカーを導入し、インビジョンとともに採用活動を進める中で、採用課題の解決だけではなく、ご自身の考え方も見直すきっかけまでもらったと言います。

インビジョンの伴走力が、1人で行う採用活動にどのような影響を与えたのかお話を伺いしました。

▼抱えていた課題
・店舗ごとの採用格差
・応募はあってもマッチする方と会うのが難しかった

▼導入後の効果・成果
・新しいルートによる求人の応募が増えた
・それまで応募が少なかった職種への応募が増えた

株式会社スウィート・スプエスト 外部店舗統括マネジャー
浅井 遥(あさい はるか)さん

1987年神奈川県逗子市生まれ。スウィート・スプエストには2020年1月に逗子店スタッフとしてパート入社。1年後から正社員として店舗運営に関わる。前職の接客経験を活かし、今では広報や店舗マネジャー、採用担当など幅広い業務をこなしている。趣味はコーヒーを飲みながら人間観察。2児の母。

目次

変化と課題。コロナ禍という特殊な環境下での採用活動

――HRハッカーを導入する前に感じていた課題を教えてください。

出店する店舗の場所による反応の違いと、応募数はあるものの弊社に合う方になかなか出会えなかったということです。

弊社は現在ドーナツショップを経営しており、最初の頃は観光地として栄えているところに路面店として出店していました。その後、出店を重ねていく中で商業施設に入っている、いわゆる施設店舗を増やす展開になりまして。店舗の出店場所によっては、募集しても反応が薄かったり、応募数は増えても弊社の雰囲気とは違うと感じる方が多かったりで、まずそこに課題を感じていました。

――それまでの採用活動はどのようにされていたのでしょうか。

いくつかの無料のツールとタウンワークなどの求人広告を活用していました。

正直なところ、ブランドがしっかり確立している既存店舗に関しては、特に何もせずとも店舗に貼り紙を1枚貼れば応募があったんです。施設店舗の皮切りとなった横浜ハンマーヘッド店をオープンしたとき、2021年のちょうどコロナ禍でしたがタウンワークで一度求人募集をしただけでたくさん良い方が来てくださいました。

この頃の私は採用に関わりだした頃で、「このエリアの採用は特に困らないのだな」と思ってしまいます。ただ今振り返れば、それは飲食に携わる方々の仕事がなくなって困っていた時期だったから。そんな時期にオープンしたからこそ、あまり苦労せず弊社と合う方を採用できただけなんです。

横浜に店舗をオープンしてから何年か経ち、比較的近いエリアで新規店舗をオープンすることになりました。そのときは応募数はあるものの、どうもマッチする方が来ないと実感しまして。以前の採用活動の際は運が良かったのだと身にしみました。

――そんな中、インビジョンに問い合わせHRハッカーを導入した理由を教えていただけますか。

新店舗のオープンが続いたことにより大量採用が必要だとなっていたものの、自社HPや今まで使っていたツールだけでは限界を感じたからです。継続的な採用とは意味が違って、新規店舗をオープンするということは、短期間に人を一気に集める採用になります。

そうしたタイミングだったので、採用の幅を広げつつ情報も一元管理できること、候補者が情報を得られやすいコンテンツがつくれること、そしてフォロー体制がしっかりしているという面に期待し選びました。採用に関するアドバイスをいただける環境が整っていったのは大きかったですね。

何もかも1人で行っていた採用活動に感じていた悩み。
インビジョンを取り入れたことで得たものとは。

――HRハッカーを導入したことによって得たものや成果はどのようなことがありましたか。

新規オープンのように短期間で採用をしなければならない時に非常に役立ちました。

新規店舗をオープンする、つまり一度に人をたくさん集めるっていう採用になってくると継続的な採用とは違って開店時期に合わせて一気に採用しなければなりません。HRハッカーを使うことによって、さまざまな求人媒体と連携でき、より多くの方に届けられるようになりました。なおかつ、採用に関わる情報も一元管理できたので助かっています。どういうルートで応募いただいたのか、すぐに分かるのが使い勝手として嬉しい部分です。遠方から、わざわざ弊社の求人に応募してくれたのだということがわかると、これまで会社が努力して築き上げてきた成果が可視化されていると感じます。

他にも具体的な成果はあって、それまで応募が少なかった工房スタッフの求人に対する応募が増えたことです。店舗の雰囲気は知っていただいているので、販売スタッフとして働きたいという希望はあるものの、工房でドーナツを作るという仕事の募集をかけてもあまり反応がなくて。

でもHRハッカーを使うことで、求人をずっと掲示しておける場所ができたので恒久的な採用として効果があったと感じています。

――浅井さんは採用と広報を兼任されていますが、そうした立場で採用活動をするのは大変だったのではないでしょうか。

私の場合は、インビジョンのコンサルタントのような目線を入れられたことでひとり相撲にならなくて済みました。会社の担当として考えるのとは違う目線で他の事例や意見をいただき、募集の見せ方や求人原稿の文言をブラッシュアップしていけたのでありがたかったです。

兼任による良い部分は、企画に対して(採用と広報)両方の目線で考えられることだと思っています。弊社のInstagramで採用目的でライブ配信をしたのですが、意思決定も実行も私1人だったのでスピーディーに実行できました。今の立場の利点を活かせた例だと思っています。ただその反面、兼任することでそれぞれの役割に力を注ぎ切れていないというジレンマもありますね。

――兼任をやめようと考えたことはないのでしょうか。

考えることはあります。でも兼任していることで採用目線と広報目線による“1人会議”ができるのは効率的で、今のところはそのメリットが勝っているなと。きちんと納得できる施策ができているし結果も出ています。

ただ、どうしても自分目線になってしまうので、誰かの意見を取り入れてブラッシュアップする必要があると感じていました。そんな時に、インビジョンが伴走して施策をブラッシュアップさせてくれるようになったので助かっています。

――インビジョンのサポートが役立っているようで嬉しいです。

伝えにくいことでも伝えてくれる、そういう関係性を築ける方がいるというのは、私のように1人で採用を担当している身としては本当にありがたいです。

私は採用した人の育成も担当しているんですが、伝えたいことがなかなかうまく伝わらないと悩んでいたことがあって。採用のことではないのですが、そのことを相談した際に「伝えているようで全然伝わっていない」という指摘をされたんです。そんなことを言ってくれる人は社内でも中々いません。それから自分の伝え方を改善したのですが、その時の学びは「伝わる関係性がないと伝わらない」ということでした。この気づきは面接の場にも活かされています。

面接が始まっていきなり「自己PRどうぞ」と言っても駄目で、自分のこと、会社のことを話した上で応募してきた方のお話を聞きたいという流れに変えてから、「会社のことはよく分かりました。じゃあ私もお話しますね」とご自身の心構えをお話してくれるようになったなという実感があります。

採用コンテンツの作成だけじゃなくて、もっと深いところも見直すきっかけをもらえたのも、インビジョンだからこそだと感じています

「愛を持っていることが大事」採用活動を行う中で気づいたこと

――ここ最近で採用活動として取り組んでいることは何かありますか。

採用活動を行っていく中で、「リアルな働き方も見せられる範囲で見せたい」と思い、インスタライブを通じて弊社での働き方などについて発信しました。

ブランドが確立しているため、お客さまに裏側を見せても大丈夫だろうかという心配はあったのですが、「インスタライブを見てドーナツの作り方やスタッフの働き方が理解できて、応募を考えました」と良い反響が思った以上に多くて。取り組んで良かったと安心しています。

――新店舗をオープンする際の採用を成功させるコツについて教えてください。浅井さんの経験からここがポイントだと思うことは何でしょうか。

シンプルに、弊社のことが好きな人を募ることですね。お店に来て商品を知って、その雰囲気が好きだから一緒にお店を成長させたいという感覚の方。

きっかけは何でも良いんです。オープニングに応募してくださる方は基本的にモチベーションが高いのですが、加えて何かしらの愛を持って仕事にあたっていただける方がどうかというのは意識して見ていました。

知っているより一歩上というのか、「ただの好き」より一段アップして「具体的にこういうところが良いから好き、だからこういう働き方がしたい」という気持ちを持っている方ですね。

――その人の“好き”が“やりがい”に変換されるのは素敵ですね。最後に、これからHRハッカーやインビジョンに対して期待することについて教えていただけますか。

まだまだHRハッカーの機能を活用しきれていないと感じているので、きちんと活用できるようになりたいと考えています。インビジョンにはHRハッカー以外のサービスもあるので、そこも合わせて弊社に見合った活用方法を考えていければいいなと。

そうすればもっと面白い取り組みができると期待しています。

取材協力
株式会社スウィート・スプエスト
採用担当 浅井 遥(あさい はるか)さん
HP:https://misakidonuts.com/
採用情報:https://hr-hacker.com/misakidonuts

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この記事を書いた人

元ハウスメーカー勤務の実績やブログ執筆経験を活かし、フリーランスライターとして活動中。2017年生まれの1人息子がいる母でもある。夫の海外駐在に帯同し、現在はアメリカ在住。好きなことは、スポーツをすること、見ること、食べること、寝ること。

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