採用ピッチ資料とは?入れておきたい内容や6つの活用方法についてご紹介
採用ピッチ資料とは、企業が採用活動において求職者や学生に対して、自社の魅力や企業文化、働き方、将来のビジョンなどを分かりやすく伝えるための資料です。
こういう資料です▼
採用ピッチ資料を使って会社説明をおこなうことで、求職者は企業についての理解を深め、自分がその会社でどのように働けるか、また価値観が合うかどうかを判断しやすくなります。
「会社案内とは違うの?」
とよく質問されることがありますが、大きく3つの違いがあります。
①ターゲットの違い
採用ピッチ資料:求職者向け、特に新卒・中途採用を目指す人を対象にしています。
会社案内:顧客や取引先、投資家、ステークホルダーなど、幅広い外部関係者を対象にしています。
②資料内容の違い
採用ピッチ資料:企業文化、働き方、社員の声、キャリアパスなど働く視点での企業情報が中心です。
会社案内:会社概要、事業内容、主要な製品やサービスなど、幅広く網羅的な情報が含まれます。
③伝え方の違い
採用ピッチ資料:親近感を感じさせるカジュアルなデザイン・トーンで表現することが多いです。
会社案内:様々な人の目に触れるため、比較的フォーマルで安定感のあるトーンで表現されます。
ターゲットとなる相手が違うので、その人に合わせて興味を持ってもらえるような内容を伝えましょう、ということですね。営業する際に、商品のパンフレットのみで営業するのか?その企業さんのためにオリジナルの提案資料をつくるのか?どちらの方が、発注をいただきやすいでしょうか。考えるまでもないですよね。企業によっては、部署や職種ごとに採用ピッチ資料を用意していたりします。
もし、まだ自社の資料がないのであれば、この機会にぜひ制作してみましょう。
採用ピッチ資料に入れておきたい内容
それでは、採用ピッチ資料にはどのような自社コンテンツ・内容を入れると良いのでしょうか?求職者の立場になって、入社前に知りたいことをまとめていくとイメージしやすいです。たとえば、
・会社概要
・事業概要、商品・サービス
・ミッション、ビジョン、経営理念
・バリュー、行動指針
・代表や経営陣の紹介
・今後の成長戦略
・自社の魅力や課題
・オフィスや設備の紹介、写真
・募集中のポジションや職種
・一緒に働きたい人
・評価制度、報酬制度、給与テーブル
・メンバー紹介
・福利厚生、社内制度
・能力開発、キャリアパス
・選考プロセス などなど
多くの企業さんが自社の採用ピッチ資料をWEBに公開していますので、まずは情報収集から始めてみましょう。また、パワーポイントなどのスライド形式でつくることが多いので、後から追加や更新がしやすいのも採用ピッチ資料の良いところ。
企業さんだけではなく、求職者側にもメリットがあります。
採用ピッチ資料を制作するメリット
採用ピッチ資料があることで、求職者に合わせて自社の魅力を伝えやすくなるため様々なメリットが生まれます。企業側、求職者側の代表的なメリットをそれぞれ3点ずつご紹介します
企業側のメリット
・マッチング率が高まる
メリットと合わせて課題なども書くことで意欲の高い候補者を特定でき入社後の定着率も高まります。求職者が知りたいことを伝えることで「イメージと違った」というリアリティショックを予防します。
・メンバー間の意識統一
採用ピッチ資料は求職者向けだけではありません。自社のメンバーに共有することで、自社理解が深まり社内の意識統一が図れます。同じ資料を使うことで面接官による会社説明の差もなくなります。
・コスト削減できる
採用ピッチ資料はWEBにもアップできるため、製本・印刷費用を削減できます。また、ミスマッチが減ることで、採用や育成に関する費用を削減することにもつながります。
求職者側のメリット
・マッチング率が高まる
マッチング率が高まるのは企業側だけでなく求職者にもメリットがあります。自分に合っている会社か?自分のやりたい仕事か?事前に理解することができるため、転職活動がスムーズに進められます。
・気軽に読むことができる
採用ピッチ資料はWEBに掲示したり、メールで送ることができるため、求職者は自分のパソコンやスマホからいつでも好きなタイミングで会社情報を確認して、検討することができます。
・時間が削減できる
採用ピッチ資料で事前に知りたい情報を確認しておくことで、会社説明や条件、社内の制度、入社後の流れについて理解した上で選考に臨むことになり、そのため、やりとりの時間を減らすことができます。
このように、企業にも求職者にもメリットがある採用ピッチ資料、効果的に活用するための方法についても確認しておきましょう。
採用ピッチ資料6つの活用例
採用ピッチ資料の使い方は企業によってさまざま。ここでは代表的な使い方を6つご紹介します。
①面接前に送付
自社にエントリーしてくれた応募者に対して、面接日程の調整・御礼と合わせて採用ピッチ資料のURLを送ります。事前に目を通してもらうことで応募者の企業理解を深め面接をスムーズに進められます。
②エージェントに共有
人材紹介のエージェントや採用代行をお願いしている場合には、面談・顔合せ予定の候補者に対して事前に採用ピッチ資料を渡しておいてもらうことで、企業理解を深め、入社意欲を高めてもらえます。
③リファラル採用に活用
スタッフに知り合いを紹介してもらうリファラル採用を進める際、どんな会社か?どんな仕事なのか?を説明するのは大変なもの。採用ピッチ資料を知り合いに送ってもらうことで紹介を促進できます。
④採用サイトに設置
自社にエントリーしてくれた応募者に対して、面接日程の調整・御礼と合わせて採用ピッチ資料のURLを送ります。事前に目を通してもらうことで応募者の企業理解を深め面接をスムーズに進められます。
⑤面接官に配布
採用ピッチ資料は面接官トレーニングの基礎資料としても活用できます。候補者に対する会社説明や質問に対する回答を採用ピッチ資料の内容と統一し、面接・選考をスムーズにおこなうことができます。
⑥ブログやSNSへアップ
採用ピッチ資料をブログやSNSで積極的に広報している企業も増えています。自社の認知度を上げ、自社が採用活動していることを多くの人に知ってもらうことで、応募・入社・内定率を改善できます。
HRハッカー×採用ピッチ資料で採用広報力をUP
ピッチ資料を有効活用するためにはWEB上での公開が必要となります。採用ピッチ資料をWEB上に公開するには、Googleスライドとしてつくる、SpeakerdeckなどのツールにPDFファイルをアップロードするなどの方法があります。
HRハッカーにはhtmlが編集できるデザイン管理機能があります。もし採用ピッチ資料をお持ちの方はぜひ公開しましょう。管理画面から埋め込み用のコードを貼り付けるだけでOKです。
HRハッカーデザイン管理>埋め込みコード
このような形でトップページと求人ページに採用ピッチ資料を表示させることができます。
採用ピッチをまだお持ちではない、しっかりしたものにリニューアルしたい、とお考えの企業様はインビジョンでも採用ピッチ資料の制作をご支援しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
▼HRハッカーには採用ピッチ資料を埋め込みできます